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やっちまった。

もうネタでしかない。

こんなモノを大枚叩いて ...

 

希少車には違いないが名車ではない。

マトモに動く個体に乗ってみたかっただけなのだ。

買って激しく後悔。

 

 

車検が1年以上残っているのが取柄。
跨ってこれは何とも評しようのない駄馬だ。

メーター上の走行距離は2万4千km。
ただしこの時代の中古車は絶対メーター巻いてある。
実際の走行距離は4〜5万kmといったところか。

ブレーキレバーはひん曲がっている。
グリップのゴムがツルツルにすり減っているのはどういう訳だ? 
どんな乗り方したらこんなになるんだろう。

最初に憑いてきたミラーは既に壊れていた。
物置にあった適当な物に交換した。

感動させる何者も持たない。
カタログに書いてあった事が全部嘘なのはよく判った。
走らせた感じではギア比がわりとクロスしていて全体に低いので
エンジンをブン回すことになる。故に燃費は全然良くない。
ナナハンよりも遅いくせにナナハンよりも燃料を喰う。
ソフトな足回り、ヤワなブレーキ。
タイヤが古く硬化しているのであまり攻めた走りもできず。
フワフワのシートはすぐに尻が痛くなる。
恰好だけのカウルは何の役にも立たないどころか
建付けが悪いのかエンジン常用域の4〜5千回転付近で
共振して不快な音まで出す。

この変な400cc4気筒2バルブのロングストロークエンジンは
実は性能曲線に載らない3000回転以下、2500〜3000回転
ぐらいのところにトルクの谷があり、エンジン止まりそうになる。
ジェネス思想とかの前傾エンジン+ダンドラキャブなので
見かけよりは回ろうとする。10000回転までは回せるのだ。
それだけ回せば、まあ遅くはない。速くもないが。

とりあえずダメなところを修正した。

まず共振するカウルを一旦外してカウルステーを曲げ直す。
手で曲がるグニャグニャのカウルステー。ヤマハの品質は
こんなものか。カウルを付け直したが共振は収まらない。

 

ツルツルのグリップは外して新品に交換した。

 

これは純正のサイレンサーを外して重さを測ったところ。
片側で3.8kgもある。重たい鉄の塊。
このサイレンサーのおかげで排気音は確かに低音だが
まるでお寺の鐘のようにボーーーンと響くもの。
乗る度に念仏を唱えたくなる。

 

おまけ。これは引き取り時のスナップ。淡路島のPAにて。

 

タイヤを新調した。

新品のグリップ。ブレーキレバーはどこにも売っていない形状なので
曲げ直した。

 

お寺の鐘のような排気音は乗る度に嫌になるのでマフラーを交換した。


で、試しにツーリングに出てみた。

ツーリングレポート

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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