カワサキ EX-4(EX400B)
こいつも見た目安かったのでついポチってしまったのだが
今度は大後悔。オクの写真と実物の乖離が甚だし過ぎ。
実物はまるで水没車か雪に埋もれたかのようにアチコチ錆だらけ。
固着したボルト多数。エンジンがかかるのが奇跡のようだった。元々は2本マフラーに無意味なアンダーカウル付き。
鈍重な印象。 なんとかマトモな見てくれにしたい。
錆だらけだったフレームやスイングアーム各部は
ホームセンターで鉄部用黒ペンキを買ってきて
ハケ塗り。あちこち固着したボルトは大変苦労して
外したか壊した。 見た目をヤバくないように誤魔化して
まず車検取得。ハズレくじ感アリアリだったので
とっとと叩き売ろうとオクに出してみたがナシのつぶて。
仕方ない。直して乗るか。漏れていたフロントフォークは中古部品を調達して入れ替え。
抜け気味のリヤサスも中古部品と交換。
ブレーキパッドは定番の赤パッド新品に交換。
タイヤも新調して走りがしっかりしたところで
マフラーをデルケヴィクのGPZ500S用に換装。
ところがこれがちょっと抜け過ぎで音が煩過ぎ。バッフル管が他のGS500E用やGSF1200用と異なる事に気が付いた。
このバッフルの中にスチールウール(タワシ)を詰め込んで、耐熱アルミテープで
上から蓋をした。煩い高周波音はカットされ、抜け過ぎも改善された。
ノーマルマフラーの時はおとなしい音と引き換えに、薄い低速トルク、
重たい取り回し、そして体感的に遅い。グース(250)よりも遅いのだ。
この2本出しマフラーは重さ 9.4kg もある。
このバイク、カワサキ信者の女性用とも言われているが、
女性の初心者でも最初からこの重さで鍛えて、行く行くは
GPZ900R、巨艦を操れるようにとの配慮かと勘繰ってしまう。
ノーマル時の印象は、カタログスペックの50psが嘘のような
アンダーパワー、乾燥重量177kgも嘘のように、やたら重たい。
本当にZRX4よりも速かったのか?マフラーをデルケヴィクに変えてアンダーカウルを撤去すると
計 6.8kg の軽量化になるが体感的にはそれ以上に軽く感じる。
取り回しが圧倒的に楽になる。パワーも低速から高速まで
全域に渡り向上して、でもこれでやっとGS400(GK54A) に
何とか近づけるのだった。チェーンカバーがカッコワルい。