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また変な物を ... 

大阪の転売業者から買い
自走で帰ってきた。

 

 

これは某マンガで“鳩サブレ”として脚光を浴び、てないか

カワサキが生んだ迷車 GPZ250R

樹脂製の外装を剥がすとこんな姿になってしまうのだ。

 

この外装はこの後苦労してカッコ悪いシール、ステッカーを剥がした。

 

 

不気味な形の燃料タンクから太いホースでキャブへ繋がる

 

 

キャブ本体は転売業者で一度開けたのかもしれない。
しかしジェット類がまだ詰まっていたのでキャブクリで吹いて通した。
しかしなんだか沢山繋がっている負圧ホースの類の具合が悪いのか
回転落ちが宜しくない。

 

 

 

 

写真では綺麗に見えるが何十年も経った樹脂部品はあちこちが割れたり欠けたりしていた。
もう38年も前のバイクだがエンジン本体は好調。このタコメーターはダテでなく
1万回転以上まで軽く回る。車体が軽い(空冷単気筒のグース250よりも軽いのだ)ので
そこそこ速い。その速さで燃費も大阪からここまで300kmを無給油で走りきった。
タンク容量は12L。

しかしこの奇怪なスタイルのどこがGPZ−Rかと言われれば それは
サイドカムチェーンの当時の新設計水冷DOHCエンジンと
GPZ900Rと同様のダウンチューブを持たないダイヤモンド型フレーム。
故に、GPZ900Rの縮小版、同じ形で世に出ていれば間違いなくヒット作だっただろう。
素性は良かったのにこの形で出たばかりに迷車珍車扱い、果ては鳩サブレにされてしまうのだ。
足回りもサスはオイル漏れこそ無かったがヘタったのか元々なのかは判らないが柔らかく
ブレーキも引きずりは無かったが恐らく何年もフルード交換されていないようだった。
直して乗ろうかとも考えたが、どこをいじるにしてもまずこの樹脂製の外装を外さねばならない
整備性の悪さに閉口させられたのだ。この当時は他にもヤマハのフェザーとかが
ダミータンクの上に樹脂外装を載せていたが、やはり整備性は悪かったんだろうな。

そんな訳でこれ以上整備する気になれず、こいつは早々に手放した。
ただもう一度カワサキの250cc並列2気筒に乗りたかっただけなのだ。
ほんの300kmほどだが、乗れてよかった。
実はずっとずっと昔、まだ若い頃にZ250FTに2年ほど乗っていたのだ。
気に入っていたのだがオイル交換をさぼったばかりに高速でエンジンを焼きつかせてしまい
泣く泣く廃車にした。今だったら修理して乗るだろうが若かった当時はそんな金など無かった。
カワサキのパラレルツインはいいぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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