Back to index (戻る)

 

スズキ GSF750

 

台数は少ないが、珍しいバイクでもない。ほぼ同じ外観のGSF1200は以前は時々見かけたものだ。
使いきれるパワーの750を選んだ。このフレームには丁度良いバランスなのだろう。
GSX-R750の油冷ユニットを鋼管丸パイプダブルクレードルフレームに積む。
このフレームワークは懐古的ネイキッド車のそれではなく、レプリカ系の走りに振った形状だ。
基本の成り立ちは悪くないが、大型初心者を狙ったのか各所のコストダウンが残念だ。
鉄のスイングアーム、エンジンハンガーなど。ヘッドライトステーも本来鉄だが、GSF1200用の
アルミの物に交換した。41mm径のフロントフォークは、かつてのレプリカのようなアンチノーズダイブ
機構が一切ないのでよく沈む。せめてスプリングのプリロードやエア圧の調整機構が欲しい。
ブレーキに不満はない。フロントタイヤはもう一サイズ細くてもいいだろう。

中古で入手後、オイル交換、ハンドル、ミラー、サイレンサーを交換してそれなりに走れるようにした。
タイヤはラジアルを履くので金がかかる。ダンロップの新品を入れたが、取り回し、切り返しが
重たくなってしまった。世間のこの車のハンドリング評と全然違う。理由はどうやらタイヤの空気圧不足。
少し空気を足すだけでずいぶんマシになった。たまにしか乗らないので燃費は街乗り12km/L。
これは放置時の燃料の蒸発分を含む。ツーリングに出るとだいたい20km/L走る。

ツーリングレポートその1 2019.7.25

ツーリングレポートその2 2019.8.29

ツーリングレポートその3 2021.4.1

ツーリングレポートその4 2021.7.25

ツーリングレポートその5 2022.3.13

ツーリングレポートその6 2022.11.3

ツーリングレポートその7 2023.5.4

ツーリングレポートその8 2023.8.26

ツーリングレポートその9 2024.4.14

 

2020.8.8 追記

サスペンションのメンテナンスをやってみた。
上にも書いたが、サスが柔らか過ぎるのだ。フロントはびっくりするぐらい深々と沈む。
それを何とかしたかったので、オクで41mm径用というスプリングイニシャルアジャスターを
ゲットしてみたのだが



青い調整ネジが付いたのがそれ。しかし装着しようとしたら、どうやら径が合わない。
微妙に細いのだ。 写真を後から見ると、元々フォーク内に入っていたスプリングを
押すパイプ(長い方)の径が、アジャスターに付属していた物よりも
若干太く見える。これはやらかしてしまった。残念。

しかし折角フロントフォークのトップキャップを開けたのだ。
フロントサスを少しでもしっかりさせる為に、究極の貧乏チューン。



トップキャップにワッシャーを挟む事で、フォークスプリングにプリロードを
余分に掛けてやる。片側に2mm厚のワッシャーを2枚ずつ押し込んだ。
つまり4mm分プリロードが余計に掛かる。
更に、フォークオイルを足してやる。
今回は片側+10cc。計20ccのために1L買ってしまったのも勿体ないのだが。
フォークオイルを規定量より少し多くすると、その分フォーク内のオイルとエアの
比率が変わり、若干固くなる。ストロークもその分少なくなるのだが、
今回は沈み過ぎるのを抑えたいのでこの方法とする。

で、調整後に試走してみたが、今度はリヤが柔らか過ぎる。リヤも固くしたい。
確かカタログには、この廉価版GSF750でもリヤのイニシャルは7段階調整と
書いてある。どれどれ、...

現車を確認したら、何とイニシャルは一番弱く設定してあった。
新車時では7段調整の真ん中、4段目にしてあるはずなのだ。
これは恐らく以前の持ち主殿が、コーナーリング主体ではなく
のんびり流す街乗りツーリング仕様に調整してしまっていたのだろう。
さて、どうやってこの調整機構を回そうか。... 昔昔の車高調レンチを
引っ張り出してみたら、これが上手くいったのだ。



分かり難い写真だが、7段階の5段目に調整した。
タイヤの空気も足して(2.8kgぐらい)
またひとっ走りしてみた。

確かに格段に走り易くなった。姿勢が変に上下に動かなくなった。
楽に不安なく当たり前に曲がれる。
しかし、ではコーナーリングが速くなったかと言えば
それ自体は変化ない。本人の腕前以上には走れないという事なのか
同じコースをナイトホークで走ってみても、コーナーリング速度は
メーター読みではほとんど変わらなかったりする。
走り易い、不安がないのはGSF750の方だが
ナイトホークは昔懐かしい旧車のハンドリングなので
その先が読めるのだ。
これ以上はマシンではなく走りの哲学の問題なのだろう。
単車は奥が深い。素人なりの楽しみ方が五万とある。

いや、本当はこのGSF750の足回りがもう少しお金をかけた仕様になっていたら
新車価格があと3万円高くてもいいからフロントサスの調整機構を付けてくれれば
タイヤもラジアルでなくても良いかもしれない。バイアスでもそこそこの物を付ければ
バイアスなりの軽快さが出せただろう。

先ほどサービスマニュアルを眺めていて発見したのだが
このGSF750の教習車仕様はフロントタイヤとホイールが一回り細いのだ。
しかもバイアスタイヤ。
やはり確信犯か。軽快なハンドリングよりも見栄を取ったのだろう。
太いラジアルタイヤなどバネ下が重くなり抵抗も増えて百害あって一利無しなのだ。
今度タイヤを変えるとしたら(ずっと先の話だが)バイアスタイヤでフロントは1サイズ落とす。
これで決まり。

もう少し走ってみた。

さらにもう少し走ってみた。

 

2020.8.15 追記

クラッチスプリングを交換した。

このGSF750とGSF1200の初期型の弱点の一つにクラッチがある。
コストダウンの為なのか、容量がギリギリなのである。
マフラーを変えただけでもう滑るという話は
ネットを調べればたくさん出てくる。

私のGSF750も、サイレンサーをデルケヴィックに交換しただけで
滑りが出てしまった。
始終滑るのではなく、負荷がかかった時
だいたい3速以上で7000回転以上
普段は使わない速度域なのだが、このあたりで突如滑る。
エンジンの回転だけ一瞬ウヮンとふけ上がる。
ここ一番、パワーが欲しい時に滑るのは残念だ。
いつかオイルを交換する時にでも、と思い
一年以上前に部品は手配しておいた。
そして今日、オイル交換のタイミングで
クラッチカバーを開け交換に至ったのである。

クラッチカバーを開けたところ。この後、こびりついた古いガスケットを丁寧に剥がしていく。

外したボルトは取り付ける場所を間違えないようにこのようにしておく。

一つ外してみる。

左は新品のスプリング。右は外したスプリング。2万7千kmも走るとへたって自由長が短くなるのだ。
これではクラッチの圧着力も弱くなって滑り出すだろう。

新品のスプリングを入れる時に厚さ1.5mmのワッシャーを1枚噛ませ
スプリングにプリロードをかける。

スプリングを4本とも交換してワッシャーを挟んで組み上げた。クラッチを握ってみたら
確かに重くなっていた。これで滑りが解決できればいいのだが。
試乗はまた後日。

 

2020.8.26

懸案だったリヤブレーキの液交換、エア抜きをやった。

リヤブレーキのリザーバタンクはサイドカバー全体を外さないとアクセスできない。
メンテナンス性は良くない。 蓋のネジはまず確実に固着しているので
タンクごと中古品と交換。液を入れ替えてエア抜きして完了。
気になる部分のメンテナンスは全て終了した。
中古品のエンジンガードまで装着した。
もう少し涼しくなったら走り回ろう。

 

2020.1213 追記
先週、無事に車検を通すことができた。もう2年こいつで走れる。
ライトの光軸調整のみ必要だった。いつぞやヘッドライトを外して
ステーを交換したりバイザーを付けたりしたので光軸も狂ったのだろう。
すっかり寒くなってしまったが、防寒着を着込んでこいつで走り回るのも
また楽しからずや。

 

 

 

2021.4.25 ハンドル、グリップ等交換

現在はこのような姿です。

ハンドル、ミラー、グリップを交換。エンジンガードも付いた現在の姿。

 

 

 

 

ハンドルは乗り易い形状の物。生ゴム色のグリップはナイトホークに付けていた物を流用。
ミラーはホームセンターで売っていた安物。意外と似合う。
不格好に大きいバーエンドは振動対策の錘入り。

 

走行距離。

 

 

タイヤの減り具合。全然減らない。一生持つかも。

 

 

2022.3.6 オイル交換

春が近い。また走り出す前にオイル交換しておいた。
前回からあまり距離は走っていないのでオイルだけ
エレメントは外してみたが中もキレイだったので
また再び付けた。エレメント交換は次回。

走行距離。

 

 

2022.12.某日

また無事に車検を通した。
ハンドルもマフラーもそのまま通った。
ただ「古いバイク」と理由をつけて
排気音を測られたが全く問題無かった。
まだまだ楽しめる。

写真はいずれ。

 

2024.1. 某日

久しぶりにオイル交換をした。

前回交換から20ヶ月。走行距離は+1500kmぐらい。
今回はエレメントも一緒に交換した。

 

さらに

またSV400 ?

今回のSV400は前回の物よりももっと走行距離が少ない。
オイル交換をしてこれから整備。暖かくなったら車検を通そう。

またいずれ。

 

追伸;覚書

オイル容量;エレメント交換時

 

 

 

Back to index (戻る)

 

 

inserted by FC2 system